スマホでe-Taxを使うメリット
- 自宅から提出できる:確定申告の期間中は、メンテナンスの時間を除いて24時間送信できます
- 計算を間違えにくい:国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で入力すると、税額が自動で計算されます
- 還付が早い:国税庁は、e-Taxで提出された還付申告はおおむね3週間程度で処理しているとしています。書類に不備がある場合などは、これより遅くなることがあります(国税庁 税金の還付)
2026年分(令和8年分)の申告期間は、2027年2月16日(火)から3月15日(月)までです。還付申告であれば、期間より前から提出できます。
準備するもの
| もの | ポイント |
|---|---|
| マイナンバーカード | 電子証明書の有効期限(発行から5年)が切れていないか確認します。切れている場合は市区町村の窓口で更新します |
| マイナンバーカードの読み取りに対応したスマホ | 対応機種はマイナポータルの案内で確認できます |
| マイナポータルアプリ(マイナアプリ) | e-Taxでカードを使うために、事前にインストールしておきます |
| 2つの暗証番号 | カードを受け取ったときに設定したもの(下の表を参照) |
| 本業の源泉徴収票 | 会社から受け取ったもの。金額を入力に使います |
| 副業の収入と経費の記録 | 1年分の合計がわかるように、事前に集計しておきます |
2つの暗証番号を確認しておく
e-Taxでは、マイナンバーカードの2種類の暗証番号を使います。間違え続けるとロックされるので、思い出せないときは無理に入力しないようにしましょう。
| 種類 | 形式 | 使う場面 | ロック |
|---|---|---|---|
| 利用者証明用電子証明書 | 数字4桁 | e-Taxへのログイン | 3回連続で間違えるとロック |
| 署名用電子証明書 | 英数字6〜16文字 | 申告データの送信(電子署名) | 5回連続で間違えるとロック |
ロックされた場合や忘れた場合は、市区町村の窓口のほか、「JPKI暗証番号リセットアプリ」とコンビニなどのキオスク端末で初期化できます(e-Tax マイナンバーカード方式について)。申告期間の直前は窓口が混みやすいので、早めに確認しておくと安心です。
iPhoneとAndroidの違い
スマホでカードを読み取る方法のほかに、マイナンバーカードの機能をスマホに入れておく方法もあります。
- iPhone:「iPhoneのマイナンバーカード」に対応しています(e-Tax お知らせ)。マイナアプリで設定しておくと、カードを読み取らずにログインや署名ができます
- Android:「スマホ用電子証明書」を使えます。ただし、氏名・住所などの情報は入っていないため、手続きによってはカードの読み取りが必要です
機種によっては、4桁の暗証番号の代わりに顔認証や指紋認証が使えます。署名用の暗証番号(6〜16文字)は引き続き必要です。どちらの方法でも、カードを直接読み取って申告することもできます。
申告書を作って送信する流れ
- スマホのブラウザで「確定申告書等作成コーナー」を開き、作成を始めます
- 提出方法で「e-Tax(マイナンバーカード方式)」を選びます
- マイナアプリを使ってマイナンバーカードを読み取り、4桁の暗証番号でログインします(初めての場合は利用者登録などの画面が出ます)
- 源泉徴収票の金額、副業の収入と経費、控除などを入力します
- 計算結果と申告書のイメージを確認します
- 6〜16文字の暗証番号で電子署名をして送信します
- 送信後、受付結果(受信通知)を確認します。e-Taxのメッセージボックスで、あとから受付の結果を確認できます
マイナポータルと連携すると、源泉徴収票やふるさと納税の寄附金などのデータを自動で入力できる場合があります。連携には事前の設定が必要で、データが使えるようになるまで時間がかかることもあるため、使いたい場合は早めに準備しましょう。
副業の所得を入力するときのポイント
作成コーナーにはスマホ専用の画面があり、給与所得・雑所得・事業所得などを入力できます。事業所得は、作成コーナーで収支内訳書(白色申告)や青色申告決算書を作る場合にスマホ専用の画面になり、作らない場合はパソコンと同じ画面での操作になります(作成コーナー よくある質問)。
- 副業の収入は、源泉徴収されている場合は源泉徴収税額もあわせて入力します。源泉徴収額は源泉徴収計算ツールで確認できます
- 入力の前に、1年分の収入と経費を合計しておくと、スマホでもスムーズです
- 副業分の住民税を自分で納めたい場合は、住民税の徴収方法の欄で「自分で納付」を選びます(住民税の申告の記事)
そもそも申告が必要かどうかは、確定申告の要否判定ツールで確認できます。申告全体の流れは副業の確定申告のやり方にまとめています。画面の構成は年によって変わることがあるため、実際の操作は国税庁の最新の案内をご確認ください。
銀行口座やカードの明細を取り込んで帳簿をつけ、確定申告書まで作れるクラウドサービスです。
- マネーフォワード クラウド明細の自動取り込みで、日々の記帳の手間を減らせます。
- 弥生のクラウド確定申告ソフト無料で始められます。画面の案内に沿って入力し、申告書を作れます。
よくある質問
スマホで途中まで入力して、続きは後でできますか?
作成コーナーには、入力したデータを保存して後から続きを作成する機能があります。保存したデータの扱いは画面の案内に従ってください。
暗証番号を忘れてしまいました。どうすればいいですか?
市区町村の窓口で再設定できます。署名用・利用者証明用の暗証番号がロックされた場合は、JPKI暗証番号リセットアプリとコンビニなどのキオスク端末で初期化する方法もあります。
マイナンバーカードがない場合はスマホで申告できませんか?
税務署で発行されるIDとパスワードを使う「ID・パスワード方式」もありますが、国税庁は暫定的な方法としています。マイナンバーカードの取得には時間がかかるため、早めに申請しておくと安心です。